Q. 社史制作は何周年につくるのがいいのですか?

A. 「〇周年」の「〇」は創業から数えるか、設立から数えるかで異なります。創業は事業を始めたとき、設立は株式会社化など、法人化したときです。どちらを選択するかはそれぞれの会社でご判断ください。その年から30、50、70、100周年など、区切りのいい年につくられています。10・15・20年を迎えることが出来た喜びを形にするためにつくる会社もあります。また事業承継の年、新社屋完成時や新事業が確立したときなどに制作することもあります。したがって決まりはありません。それぞれの企業が将来を見据え、今後の発展の礎になると考える時期が良いのではと思います。
そのうえで、30~50周年を迎える頃にはお考えになることをお勧めします。30周年であれば創業・設立時に関わった人たちへの取材やその当時の資料の収集が比較的容易ですが、50周年を過ぎると、それらが次第に難しくなります。社史には創業・設立時の状況、創業者はじめ関係者の当時の思いをできるかぎり正しく次世代に伝えたいものです。